概要
過去にどういった病歴をもち、どのような治療を受けたかなど、医療をめぐる<個人データ>は最も取り扱いに気をつけなくてはならない、とても繊細なデータの一つです。
その一方で、自分の<医療データ>を持ち運びできるようになったり、複数の病院で閲覧できるようになることで、診断や治療の効率や質の向上が期待できると考えられています。
たとえば、さまざまなセンサーを駆使することで、家族や主治医が遠隔地からでも絶えず病状をモニタリングすることが可能となり、緊急時でも迅速な対応を促すことができるようになります。
また、<医療データ>は、個人が特定されないビッグデータとして集積し活用することで、医療研究の発展や新薬開発、社会全体の厚生・公衆衛生の向上に役立てることも可能です。